熊野古道とは
熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に通じる和歌山県紀伊山地に広がる参詣道のことです。2004年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。2004年の世界遺産登録時、私はアメリカにいて、テレビジャパンという日本語放送で熊野古道が特集されているのを観て、いつか行きたいなぁと思っていました。テレビで観ているだけでも、自分が浄化されるような気がしました。聖地と呼ばれるにふさわしい場所だと感じました。そして実に約20年ぶりに夢が叶いました。
熊野三山のひとつ熊野那智大社 別宮 飛瀧神社へ
今回、南紀白浜に前泊、翌日からまず熊野三山のひとつ熊野那智大社に車で向かいました。7月の連休中に向かいました。熊野那智大社周辺の駐車場は込み合っています。空いている駐車場があったら、即決断して駐車することをおすすめします。
熊野本宮大社へ
熊野古道はどこにあるんだろう?と思いつつ、熊野本宮大社まで来ました。この日の午後は結局、熊野古道の中辺路ルートの熊野本宮大社側の出口だけ見つけました。(?でもよく見る写真の熊野古道とはイメージが違って、引き返してきてしまいました。)
仕方がないので、熊野本宮大社にお参りだけして、ホテルに向かいました。熊野本宮大社には「ナギ(梛)」という御神木があって、その苔玉が境内のショップで売られていました。ナギは「和ぎ」とも書くので、人間関係を円満にするお守りとして、その葉が売られていました。同じく境内にあるカフェでアイスカフェラテとカステラを食べて、今回の宿「わたらせ温泉ホテルささゆり」に向かいました。
わたらせ温泉ホテルささゆりで熊野古道への送迎サービスを申し込む
色々ネットで調べても、はっきりと熊野古道への行き方が紹介されている情報は見つかりませんでした。本宮大社でもいまいち分からず、途方に暮れていたところ、ホテルのフロントで、熊野古道への送迎サービスのチラシをもらいました。難易度順にコースが紹介されていて、初心者向けの三軒茶屋跡ー熊野本宮大社間を歩く、中辺路ルートと呼ばれる古道を歩くことに決めて、サービスを申し込みました。
いざ熊野古道へ
翌朝、ホテルのマイクロバスに着いていって、まず熊野本宮大社の駐車場に車を停め、そこから、ホテルのマイクロバスに乗り込み、三軒茶屋跡に連れて行ってもらいました。三軒茶屋跡にはバス停があったので、調べれば熊野古道行の公営のバスがあるんだと思います。
念願の熊野古道を歩く
約1時間、静かな森の中を江戸時代に作られた一部石畳の熊野古道を三軒茶屋跡から熊野本宮大社まで歩きました。実は熊が出てきたらどうしよう、と少し不安もあったけど、歩くことに集中していました。前日の熊野本宮大社のなぎの葉にも感じたことですが、この地では心がとても落ち着きました。やはり聖地なのでしょうか。中辺路ルートでは、実際熊の出没情報もあるようです。安全第一で熊野古道を歩いてみてはいかがでしょうか?