広島は高校生の時の修学旅行以来2度目です。
再び訪れて感じたことは、広島は唯一無二の都市だということです。それは原爆を投下された都市として、戦争の爪痕を残す唯一の街でした。
広島平和記念資料館
2度目の訪問です。高校生の時に見た時よりも、もっと分かりやすく見やすく、犠牲者の遺品や写真が展示されていました。正直に言うと、倒れそうになって、一度見たこともあるので、足早に展示室を過ぎました。インバウンドの観光客の人たちが半分くらいでした。
200円の入場料で、これだけの展示をするということの意味は、多くの人に原爆の実態を知ってもらいたいということなのだと思いました。
とても辛い体験になりますが、戦争、原爆とは何かについて考えるきっかけを与えてくれる場所であり、平和を考えるうえで、貴重な体験ができる場所だと思います。
原爆ドームの写真を撮り忘れました。原爆を受けた当時の現状を維持するために、原爆投下後からこれまでに5回の維持工事が行われているとのことです。昭和42年にこの建物を現状のまま永久に保存すると決めたことが石碑に書かれていました。
宮島
JR宮島口駅からフェリー乗り場まで5分、フェリーで10分で宮島に着きます。
朝食を食べていなかったので、食べられるところを探しましたが、開いている店はありませんでした。宮島のカフェは早くても9時から開店です。
なので、ひとまず厳島神社に向かいました。
厳島神社
朝も早かった(8時ころ)ので、干潮で、大鳥居には歩いて行けました。
厳島神社の大鳥居です。
大鳥居がなぜ海の中に建てられているのかは、宮島全体が神聖な場所として捉えられているからです。
厳島神社を後にして、お腹も空いたので、参道を歩きつつ、朝食ができるカフェを探しました。
宮島珈琲で朝食
9時少し前からオープンしていました。
ホットサンド(450円)とカフェラテ(550円)を頼みました。
紅葉谷公園からロープウェイに乗る
神聖な山、弥山(みさん)に上るために、宮島ロープウェイの紅葉谷公園駅を目指しました。参道からシャトルバスも出ていますが、待ち時間がかなりあったので、駅まで10分程歩きました。
往復2000円でチケットを購入、搭乗区間は、紅葉谷~榧谷(かやたに)、榧谷~獅子岩(ししいわ)です。
獅子岩からも30分程歩いて、弥山(みさん)山頂です。
ところが、この日はあいにく雪が降っていました。
登頂を諦めて、獅子岩展望台だけ登って、下山しました。
晴れていたら、瀬戸内海から四国まで一望できたのだと思います。
宮島「牡蠣屋」ともみじ饅頭
再び厳島神社の参道に戻って、ランチができるところを探します。ガイドブックに載っていた「牡蠣屋」がちょうど参道にあったので、迷わず入りました。
牡蠣定食を頼みました。何もかも牡蠣です。サラダにかけるドレッシングも牡蠣。かきめしに、カキフライ、お味噌汁の具も牡蠣でした。あと、定食にプラスして、焼き牡蠣2つもついてきました。牡蠣が好きな人には最高だと思います。
牡蠣屋を後にして、せっかくもみじ饅頭発祥の地、宮島に来たのだから、もみじ饅頭を食べてから帰りたいと思って、探していたらばら売りしてくれて、なおかつ座るところとお茶を飲ませてくれるお店があったので、そちらで、こしあんのもみじ饅頭をひとつ買って食べました。(お店の名前は失念しました。)参道沿いにありました。
錦帯橋(山口県)に向かう
朝早く(6時半)にホテル出発をしたので、お昼前に宮島観光が終わったので、近くにあるという山口県の錦帯橋に向かいました。JR宮島口駅から、岩国まで30分弱です。
錦帯橋は先日、NHKのブラタモリで紹介されていました。創建350年、世界遺産登録を目指しているとこのことです。
入場料 (錦帯橋往復)大人310円。
実際に渡ってみました。少し揺れました。ブラタモリでもやっていましたが、木を組んでこれだけの大きな橋を架けるのは、すごい技術ですね。屋形船に乗って下から構造を見上げることもできるそうです。それは風情もあって楽しそうです。
帰りは、錦帯橋からすぐのバスターミナルから、広島バスセンター行きの高速バスに乗って広島に向かいました。(大人950円)
まとめ
広島は戦争の爪痕を敢えて残している、世界でも稀有な観光地だと思いました。悲惨な歴史を持つ街は他にもあると思いますが、原爆ドームを始めとして、辛い思い出をそのまま残すということは、勇気のいることだと思います。それを選択して、全世界に向けて平和の尊さを発信し続けていることが広島の最大の特徴だと思います。
宮島は、広島駅から40分ほどで行けるので、宮島の後に、錦帯橋まで足を延ばすことも可能です。