2024年度の全国通訳案内士試験を受験し、合格しました。
私がこの資格の存在を知ったのは20代の終わり、勤めていた会社の退職金をハロー通訳アカデミーに投資したものの、送られてきた教材の多さに辟易して、そのままうやむやになっていました。2018年に5年滞在したアメリカから帰国し、ふと思い立って受験をし始めました。時間はかかりましたが、20代の終わりに志した夢が叶って感無量です。
本記事では、一次試験の科目のひとつである「通訳案内の実務」受験にあたり使用した参考書、予備校をご紹介します。
通訳案内の実務受験回数:4回(すべて合格)
英語1次 | 日本歴史 | 日本地理 | 一般常識 | 実務 | 2次口述 | |
2018 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | ー |
2019 | 〇 | 免除 | 免除 | 〇 | 免除 | 棄権 |
2020 | 免除 | × | 〇 | 免除 | 〇 | ー |
2021 | × | 〇 | 免除 | 〇 | 免除 | ー |
2022 | 免除 TOEIC925点 | 免除 | × | 免除 | 〇 | ー |
2023 | 免除 TOEIC925点 | 免除 歴史検定2級 | 免除 国内旅行業務取扱管理者 | 〇 | 免除 | 不合格 |
2024 | 免除 TOEIC W170点 | 免除 歴史検定2級 | 免除 国内旅行業務取扱管理者 | 免除 | 〇 | 合格 |
勉強方法

通訳案内の実務は2018年に新しく追加された科目でしたが、2018年はこの参考書をやっただけで合格できました。何点を取ったかは忘れました。4回受けましたが、最初の2018年の問題が一番簡単でした。年々難しくなっていった印象を受けます。

2回目の2020年は新しく問題集が発売されていたので購入して、先ほどの参考書と併せてやって合格しました。

ユーキャンの速習テキストもやりました。ボリュームは少ないですが、予想模試が付いているのが良かったです。

3回目(2022年)は、今までの参考書・問題集に加えて、ESDIC英語能力開発アカデミーのメール講座とユーキャンの速習テキストの第2版を購入してやりました。この時の点数は47点(50点満点中)でした。

4回目の2024年は、新しいテキストを購入してやりました。
「通訳案内の実務」は観光庁研修テキストが試験範囲なのですが、この参考書はその重要部分がほとんど網羅されていて、この一冊と知識の総整理に他の問題集をやれば、合格ラインは超えられると思います。
私はこの参考書と前述したESDIC英語能力開発アカデミーのメール講座を受講しました。実際の私の点数は45点(50点満点中)でした。
「通訳案内の実務」を受験した感想
勉強を始めた頃は、旅行業法など、条文を読むことがしんどかったのですが、問題を解いていくうちに、法令に関する問題は常識がベースにあれば解けることに気付きました。法律分野が苦手だと思っていましたが、このことに気付けたことは試験のためだけではなく、これから生きていく上で良い経験になりました。
またハロー通訳アカデミーの植山先生が無料で公開してくださっている通訳案内の実務の傾向と対策(先生は毎年新しいものを出してくださっています。)も一通り確認しました。
これから通訳案内士として働いていく上でも欠かせない知識なので、全国通訳案内士を目指す方は楽しんで勉強されると良いのではないかと思います。