2024年度の全国通訳案内士試験を受験して合格しました。この記事では一次試験の英語の勉強法についてまとめました。
一次試験英語受験回数:3回(1回合格、2回不合格)
英語1次 | 日本歴史 | 日本地理 | 一般常識 | 実務 | 2次口述 | |
2018 | × | 〇 | 〇 | × | 〇 | ー |
2019 | 〇 | 免除 | 免除 | 〇 | 免除 | 棄権 |
2020 | 免除 | × | 〇 | 免除 | 〇 | ー |
2021 | × | 〇 | 免除 | 〇 | 免除 | ー |
2022 | 免除 TOEIC925点 | 免除 | × | 免除 | 〇 | ー |
2023 | 免除 TOEIC925点 | 免除 歴史検定2級 | 免除 国内旅行業務取扱管理者 | 〇 | 免除 | 不合格 |
2024 | 免除 TOEIC W170点 | 免除 歴史検定2級 | 免除 国内旅行業務取扱管理者 | 免除 | 〇 | 合格 |
一次試験英語勉強法
2018年はアメリカ帰国直後だったこと、この試験についてよく知らなかったことから、何も対策しないで試験にのぞみ、63点前後で不合格でした。初めて受けた時の感想は、独特な試験だなぁということでした。問題に出てくる日本事象についての英単語を全く知りませんでした。
翌年の2019年は下記参考書と夏以後に出た同じシリーズの問題集、旺文社の英文標準問題精講の中級の途中までやってから受験して合格しました。私は茶道の心得が少しあるのですが、問題に茶道に関する問題が出たこともラッキーでした。

この本は二次試験の口述試験対策にも使いました。私は植田先生の英語が好きで、お気に入りの参考書でした。

この問題集は日本事象についての英単語が出てくるわけではないのですが、掲載されている英文が前向きでやる気がでるのでやっていました。
3回目の2021年は2019年から一転、とても難しい年でした。結果は不合格。
翌年の2022年はESDIC英語能力開発アカデミーの「必修英文法」をまず自分で自習し、同アカデミーで英語一次対策を取りました。この一次対策講義が2021年の試験と同じくらい難しかったです。もし2022年も同じレベルの英語の試験が出たら、合格は確実ではないと思うようになったこと、「必修英文法」を勉強して、自分の英文法の知識の総まとめをしたいと思ったところからTOEICを受験、英文法の総まとめと同時に免除資格を取得することを考えるようになりました。また2022年5月からNHKの「ラジオ英会話」を聴き始めました。
そして2022年の5月にTOEIC2回目の受験で925点を取ることができ、免除資格を得ることができました。
TOEICの免除資格は2年間有効です。2023年の二次試験が不合格だった私は2024年度の試験に向けて、今度はTOEIC Writingで免除資格を得ることにしました。
そして2024年2月に初めての受験で170点を取ることができ、再び免除資格を得ることができました。

英語一次試験受験の感想、対策について
日本地理、日本歴史の勉強法でも述べましたが、英語一次試験についても、難易度が年によってかなり変動する試験だと思いました。また日本事象について問われるので、この試験に特化した対策をすることが必須です。上記でご紹介した参考書や、ハロー通訳アカデミーの「日本的事象英文説明300選」やESDIC英語能力開発アカデミーの「ESDIC280」で対策することが大切です。
免除資格の英検1級、TOEIC L&R 900点以上、TOEIC Speaking 160点以上、TOEIC Writing 170点以上を取ることもおすすめです。英検1級以外のすべてを受けた私が、一番合格点に達しやすかったと思うのはTOEIC Writingテストです。
ただ一次試験対策は二次の口述試験対策に繋がります。上記の免除資格対象の試験は全国通訳案内士試験の傾向とは全く違うので、その点を考慮して英語に関しては対策することが大切です。